数年前、AIブームが巻き起こった時のことを思い出す。どこもかしこも「画期的な」アルゴリズムが登場し、高いリターンを保証すると触れ回っていた。Profit Connectもそんな「革新的」なプラットフォームの一つだった──。だが、実際には魔法のようなAI技術が裏で動いていたわけではなく、そこは古典的なポンジ・スキーム(ネズミ講)だったのだ。これはお決まりの手口だ:早期の投資家には少しずつ配当を支払って信頼を維持しながら、新しい被害者から集めた資金が詐欺師の懐に直接流れ込んでいく。
検察側の発表によれば、少なくとも400人が総額2400万ドル(約36億円)をだまし取られたという。中には全財産どころか、老後の準備資金までも失った人もいた。そしてBrent Kovarは、その資金を革新的なプロジェクトに投資したわけではない─
─。その大部分は、豪邸や高級車、贅沢品の購入に消えたのだ。悲しいかな、暗号資産業界では珍しい話ではない。
特に皮肉なのは、テクノロジーに敏感な投資家を狙い撃ちにしていた点だ。詐欺師たちは「次なる大当たり」への期待感につけ込み、AIやブロックチェーンといった未来的なテクノロジーを前面に押し出した──。こうした手口は業界では残念ながら頻繁に見られるパターンだ。専門家たちは長年、このような手法に警鐘を鳴らしてきた。だが「欲」が「懐疑心」に勝る限り、こうした詐欺師たちはまたチャンスを狙うだろう。
Kovarに対する裁判は熾烈を極め、被害者の証言からその深刻さが改めて浮き彫りになった。検察側は現在、数年にわたる懲役刑と盗み取った資金の返還を求めている。裁判所がこれを認めれば、デジタル世界における詐欺が決して見逃されるものではないという強いメッセージとなるだろう。
私個人にとってこの事件は、投資の申し出には細心の注意を払う重要性を再認識させるものだった。どんなプラットフォームもアルゴリズムも、「保証された」リターンも、 blindly(盲目的に)リスクを取る価値はない──。業界には厳格な規制が求められているし、投資家には何より「常識」が必要だ。
最後に問いたい:一体何人の人生が破滅するまで、人々は目を覚まさないのだろうか。
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