この新たな提案は、あまりにも素晴らしすぎて信じられないほどだ。暗号プロジェクトは最大7500万ドル(約105億円)の資金調達が可能になるという。もちろん条件付きだが、これは大きな前進だ。さらに、プロジェクトが十分な分散化を達成し、実際のユーザーを獲得すれば、3年から5年後にトークンのセキュリティステータス(有価証券性)を失う可能性があるのだ。これは多くのスタートアップにとってゲームチェンジャーとなるだろう。これまで規制の不確実性に揺れていたプロジェクトや、海外に移転せざるを得なかったプロジェクトにとって、希望の光となるはずだ。
私がDeFi(分散型金融)の黎明期を振り返ると、多くのプロトコルが当初は投資商品として扱われ、高リスクな証券に分類されること
が多かった。この新たな枠組みにより、SECは安全と実用性のバランスを取ろうとしているのだ。つまり、投資家保護の段階を経て、やがて真のユーティリティを獲得するというわけだ。
とはいえ、批判の声も上がっている:
- 7500万ドルという上限:多くのプロジェクトにとっては少なすぎるという声。
- 厳しい情報開示義務:小規模なチームには負担が大きすぎるのではないか。
- 「十分な分散化」の定義:SECがどのようにこれを判断するのか、議論の余地あり。
しかし、他国と比較すれば、SECのこのアプローチは非常に実務的と言える。スイスは既にDLT法で先を行っており、EUは2024年からMiCA(暗号資産市場規制)で明確化を図るが、米国はケースバイケースの判断に一定の構造を与えようとしている。
このモデルが機能するかどうかはまだわからない。提案段階に過ぎないからだ。しかし、もしうまくいけば、世界的な影響を与える可能性がある。暗号資産業界は早速祈りを捧げている。このダイナミックな分野にとって、法的安定性がもたらされることはまさに福音だからだ。
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