CEO2人は、規制の混沌と市場の混乱に苦しむビットコイン関連企業に対し、MSCIがさらにインデックスから排除しようとするのは「足を撃っておいて、走れないと非難するようなものだ」と主張する。
なぜMSCIはビットコイン関連企業を排除したがるのか
MSCIはその理由を、暗号資産(crypto-assets)のボラティリティの高さと規制の不十分さに求める。確かにビットコインは安定した寝台列車とはいえないが、世の中の誰がそう言い切れるだろうか。同社は「こうした企業は安定した投資基準に満たない」と主張するが、それはStrategyやMicroStrategyのような、ビットコインを資産として保有する正当な企業を「怪しげな暗号資産取引所やマイニング事業者」と同一視しているからだ。これではまるで、健全な企業を泥棒扱いするようなものだ。
懸念される影響 – なぜこれは誰にとっても他人事ではないのか
例えば、あなたの大好きな株が突如主要インデックスから除外されたらどうなるか想像してみてほしい。需要が激減し、株価は下落する。それだけでなく、多くの機関投資家はMSCIなどのインデックス指数に連動して投資を行う。そのため、これらのビットコイン関連企業が除外されれば、ファンドマネージャーはポートフォリオを大幅に見直さざるを得なくなり、売りが殺到しかねない。考えたくもないシナリオだろう。
Strategyはさらに「ドミノ効果」が起き、伝統的な投資家の間でのビットコインの真の資産価値に対する理解がますます損なわれる可能性を指摘する。皮肉なことに、多く
の機関投資家が徐々に暗号資産への関心を高めているまさにその時に、MSCIがこのような強硬策に出るのだ。
最大の問題:規制の不在!
Strategyはこう指摘する。暗号資産の規制がロンドンの霧のように曖昧な状態で、彼らのような企業を無視するのは筋が通らない。エルサルバドルがビットコインを法定通貨として認める一方で、他の多くの国はまだ暗闇の中をさまよっている。MSCIはボラティリティを理由に挙げるが、実は多くのビットコイン関連企業はすでに厳格なコンプライアンス基準を満たしている。「これはごまかし以外の何物でもない!」とセイラーなら大声を上げるだろう。
Strategyは、MSCIに対し、デジタル資産専用のカテゴリーを新設することを提案する。こうすれば、投資家はビットコインへのエクスポージャーを得ることができつつ、暗号資産全体を汚名化することも避けられる。これはまさに合理的な解決策ではないだろうか?
暗号コミュニティが激怒
当然ながら、暗号資産界隈は大騒ぎだ。TwitterなどのSNSではMSCIへの非難が相次ぎ、「時代遅れ」「イノベーション阻害的」といった言葉が飛び交う。そして、そうした意見を最も的確に表現できるのがセイラーだろう。長年、ビットコインを「デジタルゴールド」として推進し、MicroStrategyを通じてその実用性を証明してきた彼にとって、ビットコインは単なる一時的な流行りではなく、真剣な長期投資対象なのだ。
今後の展開は?
MSCIはまだ沈黙を保っているが、緊張感は高まりつつある。もしMSCIが計画を実行に移せば、ビットコイン関連企業と市場全体にとって厳しい状況が待ち受けていることになる。その一方で、Strategyの抵抗は、暗号資産業界が安易に伝統的金融界から排除されるつもりはないことを示している。
一つ確かなことは、この議論はまだ終わりを迎えていないということだ。ビットコインとその支持者たちをグローバルな金融システムにいかに統合していくかという問題は、これからも長く議論され続けるだろう。そして私は、この一進一退の攻防で、最終的に勝利を収めるのは「古い体制のインデックス提供者」と「暗号資産の反逆者」のどちらなのか見守りたい。いずれにせよ、歴史は「革新は禁止によって止められることは稀だ」ということを示してきた。
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