第一回の発行で調達した額はわずか130万ドル。一見すると大した金額ではありませんが、この債券がもたらす年利は4.3%に達します。多くの投資家にとっては、これは見逃せない魅力でしょう。しかし、その高利回りには代償が伴います。従来の社債のように具体的な担保は存在せず、唯一の「保証」はMetaplanetの総資産全体――その大部分がビットコインで構成されているという事実です。
つまり、BitBondsに投資するということは、単に利息を得るだけでなく、ビットコインの価格上昇(または少なくとも大幅下落の回避)に賭けることを意味します。まるで数年前にビットコイン投資を始めた当時のような、高揚感と不安が交錯する感覚を覚えずにはいられません。Metaplanetもまさに同じ道を歩んでいるのです。同社は全てをビットコイン
に注ぎ込み、それが功を奏した時期もありました。しかし2022年、資金繰りのためにビットコインを売却せざるを得ない事態に直面したのも事実です。これは決して望ましいシナリオではありませんでした。
加えて、規制の不確実性という問題もついて回ります。ビットコインはもはやニッチな存在ではなくなりましたが、暗号資産業界はまだ完全に規制された世界とはいえません。この債券に投資するということは、預金保険のような安全網も、多くの国における明確な税務ルールも存在しない「ハイリスクな冒険」に身を投じることを覚悟しなければなりません。
勇敢な投資家にとって、BitBondsは債券とビットコイン賭けのミックス商品かもしれません。一方で、慎重な投資家にとっては、「手を出すな」という勧告に値する商品でしょう。最終的に投資家を左右するのは、Metaplanetが利息を支払う能力だけでなく、ビットコインの価格そのものなのです。そして、ビットコインの価格は4月の天気と同じように「予測不能」なことで知られています。
果たしてBitBondsは市場で成功を収めるのでしょうか?私は非常に興味深く見守っています。一つ確かなことは、Metaplanetが引き続き実験的なフィールドであり続けるということ。そしてそれは、私たち全員にとって刺激的な展開であるということです。
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